2019年3月2日土曜日

「にいがたふじみ子ども食堂3周年記念フェスタ」に参加してきました

事務局の越山です。

3月1日に開催された新潟市東区プラザで開催されNPO法人にいがた子育ちステイションさん主催の記念フェスタのレポートします。

ふじみ子ども食堂さんは県内最初の子ども食堂です。

理事長の立松さんは最初に東京の子ども食堂へ見学に行き、その帰り道からすぐに動き始めて止まることはなかったという、その情熱が周りを動かしていったのだと思いました。

子ども食堂という言葉が注目され始めた当時、貧困支援というイメージとともに語られることが多かったため「子ども食堂を始められるとうちの地域にそういう人がいることを認めることになってしまうから勘弁してくれ」という声があったそうです。
「子ども食堂」という言葉が何なのかよく知られていない中、いろんなところを回って一から理解してもらい、協力が得られるようになるまでを聞かせてもらいました。

今では少しづつですが、子ども食堂は子どもたちが集まれる場所、そこにみんなで集い食事をともにする場所という意味へ変身しつつあります。言葉の意味は使う人たちの意識とともに変わる、言葉が生きているんだなあということを感じることができました。

フェスタのことについて振り返ります。
第一部 試写会 日向寺太郎監督 『こどもしょくどう』

ネタバレなしで映画のレビューをしていくのは難しいので感想は書きません。
ぜひ興味のある方は映画館へ!
オフィシャルサイト→ https://kodomoshokudo.pal-ep.com

キャストがすごく豪華です。なぜなら俳優の皆さんも子ども食堂に関心を持ってくださっているのだそうです。(という話が二部でありました)

第二部 対談 テーマ「なぜいま、子ども食堂が必要とされているか」
    湯浅誠さん(社会活動家/法政大学教授)& 日向寺太郎(映画監督)

子ども食堂は「多様性と自発性が生命線だ」という湯浅さんの言葉が印象的でした。

子どもが来たいと思う場所って地域のニーズや環境によって全然違うし、運営側のできることも集まった人が違えばその数と同じだけある。
本当に食べることに困っている子どものために食事提供しているところもあれば、みんなんで一緒にご飯をいただきますのところもある。
皆それぞれのスタイルで子ども食堂に関わっているところがいいんだと思います。
そんなすごく包容力のある活動であるところが、子ども食堂がいま必要とされ、どんどん増えていることにつながってるのではないでしょうか。 

「子ども」という言葉に注目はいきやすいですが、子どもたちの姿に実は大人が感化されている。そういうところも子ども食堂に参加していてあったんじゃないかと思いました。(実は普段からそういうふうに私は言われているのですが)

冬季休みを経ていよいよ3月8日(金)にあいあう食堂が再開されます。すでにたくさんのお申し込みをいただいています。当日のご参加お待ちしています。

【フェスタのチラシ】